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【日向坂46】ひらがな時代のおすすめ曲、ぜんぶ紹介する & メンバー、全員紹介する

今年のはじめに突然、日向坂46にハマった。

きっかけは友人に勧められて、彼女らの冠番組であるテレビ東京『日向坂で会いましょう』を見たこと。アイドルでありながらも芸人並みのスキルをもった、個性豊かな彼女たちに驚いた。

そんな経緯で、今回は好きになった日向坂46のおすすめ曲をぜんぶ紹介してみたいと思う。

ひとまず今日は、日向坂46改名前のけやき坂46(通称、ひらがなけやき)の曲のなかで、おすすめのものを紹介したい。

けやき坂46『走り出す瞬間』収録楽曲】

・「誰よりも高く跳べ!」

まずはなんといってもこの曲は欠かせない。ひらがなけやきというよりは、アグレッシブで躍動的な漢字欅欅坂46)を思い起こさせるトラックだ。「錆びたルールなんか 重い鎖だろう 飼いならされてて いいのかい? 頷くな!」という印象的な歌詞は、まさしく漢字のDNAを受け継いでいるように思える。

・「W-KEYAKIZAKAの詩」

漢字欅ひらがなけやきの合同曲。MVには、ひらがな1期生の高瀬愛奈(まなふぃ)を除く全員が参加した。(後日、高瀬を含めたバージョンをリテイク。)この曲はMVを含めて楽しむのがベスト。
漢字欅を脱退した平手友梨奈が、アイドルをやらなかった人生(=パラレルワールド)を想像するシーンや、ひらがなけやきの生みの親である、長濱ねると米谷奈々未との確執(西中賢治『日向坂46ストーリー』pp.35〜39が参考となる)など、リアルに起きた出来事がMVに取り込まれている。

日向坂46ストーリー

日向坂46ストーリー

  • 作者:西中 賢治
  • 発売日: 2020/03/25
  • メディア: 単行本
 

・「イマニミテイロ」

「誰かの背中越しに 世の中眺めてた」という歌詞が印象的なバラード。鳴かず飛ばずの日々が続いていた、ひらがなけやきの状況を示唆するような歌詞だ。誰かの背中とは、漢字欅のことだと想像ができる。そしてそれを越えていきたい、越えていかなければいけないという気概を感じさせる、少し切ない曲。

・「期待していない自分」

サビでの思い切った転調が癖になる一曲。日向坂改名以降は、ずっと小坂菜緒(こさかな)がセンターという配置が続いているが、この頃はみーぱんこと、佐々木美玲がセンター。「期待しないってことは 夢を捨てたってことじゃなくて それでもまだ何か待ってること」という歌詞を反芻してみると、なかなか良い歌詞だなと思う。

・「未熟な怒り」

この曲も、漢字欅っぽさを感じさせる。大人に対する批判精神、生きている意味への懐疑、目的意識の喪失といった思春期特有のアイデンティティ・クライシスを描く。サイマジョ(漢字欅のデビュー曲、サイレントマジョリティ)の延長線上にあるような楽曲。

・「ハロウィンのカボチャが割れた」

ハロウィンという楽曲タイトルにあるように、楽曲自体はとてもポップ。しかし、歌詞はよーく聞くとなかなかシリアス。「週末は週末は歯医者だって おかしいなおかしいな 誰といたんだ?」という歌詞があるように、君=彼女が知らない男といたことを友達から知らされ、それに不安を感じる僕という展開。

「モヤモヤがモヤモヤが まだ晴れない」の高本彩花(おたけ)の歌声と「聞いたのは 聞いたのは 君が好きだから」の潮紗理菜(なっちょ)の歌声が個人的に好き。おたけの歌声って、こんな感じなんだと、この間驚いた。

・「約束の卵」

ひらがなけやきから日向坂という流れを語る上で、この曲は無視できない。約束の彼の地を目指す彼女たちの夢が歌われた楽曲。着実にステップアップを重ねてきた彼女たちの歩みに「待ってくれるか?夢叶うまで 君のことを連れて行く 苦しくても諦めない 僕ら信じてよ」という歌詞が重なる。

・「最前列へ」

ひらがな2期生全員で歌うこの曲。最近、就活でキツい状況におかれるたびに、この曲を聴いている気がする。
前に立とうとしない(センター=最前列を目指さない)僕はある日、前の景色を見ていないことに気づき、負けたくないと強く願う。競争とは無縁だった僕が、最前列を目指し始めるという展開は、あらゆる闘う人たちにとっての応援歌だ。ちなみに、河田陽菜もこの曲に参加しているが、彼女の歌声は分かりやすい。すぐに聴いていて気づく気がする。

・「車輪が軋むように君が泣く」

隠れた名曲だと感じている一曲。親や教師に、夢想的な進路を批判される僕が思うことは「古い列車は古いレールを走る」が「次の世代は新しいレールの上」を走るということ。ここでの古いレールとは、親や教師といった大人たちが歩んできた道(過去)を指し、新しいレールとは僕の歩む道(未来)を指すと考えられる。
それにしても、秋元康はこういう曲をよく採用する気がする。彼の歩んできた道が、そのようなものだったからだろうか。

さて、今回の記事で、いくつかのメンバーの名前が出てきたが、日向坂のことを全く知らない人のためにも、メンバー全員の簡単な紹介を併せて載せておく。

名前 [よみがな] (あだ名)の順番で記述している。主な名言がある場合、それも記す。

 【1期生】

  • 加藤史帆 [かとう・しほ](かとし、としちゃん)
    野球ボールを床に打ち付ける殺人投法を見せるなど、第一印象は美人で優等生的なイメージだが、実は少し変わっている彼女。へにょへにょとした特徴的な話し方をする。主な名言に「YES! 齊藤京子」がある。

    Keyakizaka46 1st Album "Masshirona Mono wa Yogoshitaku Naru" Promotional Event at Shibuya Tsutaya: Kato Shiho

  • 齊藤京子 [さいとう・きょうこ](きょんこ)
    「ラーメン大好き、齊藤京子です」というキャッチフレーズが有名な彼女。ハスキーで低い、いわゆるイケボで、メンバー随一の高い歌唱力を誇る。主な名言に「お客様は常識を知っていますか?」がある。

    Keyakizaka46 1st Album "Masshirona Mono wa Yogoshitaku Naru" Promotional Event at Shibuya Tsutaya: Saito Kyoko

  • 佐々木美玲 [ささき・みれい] (みーぱん、ささみ)
    パンが大好きな美玲ということで、みーぱんの愛称が定着している。元地下アイドル出身で、ひらがな時代はセンターを務めた。透明感と通りの良い声が魅力の一つ。

    Keyakizaka46 1st Album "Masshirona Mono wa Yogoshitaku Naru" Promotional Event at Shibuya Tsutaya: Sasaki Mirei

  • 潮紗理菜 [うしお・さりな] (なっちょ、サリマカシー)
    インドネシアで暮らしていた経験がある、なっちょこと、潮紗理菜。話し好きのキャラが定着しており、(良い意味で)話が長い。日向坂の聖母と呼ばれている。

    Keyakizaka46 1st Album "Masshirona Mono wa Yogoshitaku Naru" Promotional Event at Shibuya Tsutaya: Ushio Sarina

  • 東村芽依 [ひがしむら・めい](めいめい、やんちゃる)
    運動神経抜群で1期生のなかでも、妹キャラの東村。齊藤京子に溺愛されている。口下手だが、ライブでのパフォーマンスがずば抜けていてそのギャップが魅力の一つ。主な名言に「うめい!」がある。

    Keyakizaka46 1st Album "Masshirona Mono wa Yogoshitaku Naru" Promotional Event at Shibuya Tsutaya: Higashimura Mei

  • 高本彩花 [たかもと・あやか] (おたけ、たけもと)
    日向坂の美容メンバーといわれる、高本。冠番組『日向坂で会いましょう』(『ひなあい』)で、司会を務めるオードリー若林から特に推されている。カラッとした分かりやすい性格が魅力の一つ。主な名言に「美を自分の中で追わなくなったら、終わり」がある。

    Keyakizaka46 1st Album "Masshirona Mono wa Yogoshitaku Naru" Promotional Event at Shibuya Tsutaya: Takamoto Ayaka

  • 佐々木久美 [ささき・くみ](ささく)
    元メンバーの井口眞緒が卒業したことで、現在グループ内最年長の佐々木は、日向坂のキャプテンを務める。しかし、とてもお茶目ないわゆる陽キャなメンバーで、楽屋で東村と意味不明な遊びをしているところを隠し撮りされたことも。個性豊かな日向坂のメンバーをまとめる大黒柱的存在。

    Keyakizaka46 1st Album "Masshirona Mono wa Yogoshitaku Naru" Promotional Event at Shibuya Tsutaya: Sasaki Kumi

  • 高瀬愛奈 [たかせ・まな](まなふぃ)
    まなふぃこと、高瀬は、幼少期にイギリスで生活していた経験がある日向坂のグローバルメンバー。ブログ記事に毎回、英語の翻訳を添付しているほど。ひらがな時代はあまり笑顔を見せない印象が強かったが、最近は笑顔が多くなったといわれる。『ひなあい』で圧倒的少数派の、オードリー春日推し。

    Keyakizaka46 1st Album "Masshirona Mono wa Yogoshitaku Naru" Promotional Event at Shibuya Tsutaya: Takase Mana

  • 影山優佳 [かげやま・ゆうか](かげちゃん)
    学業のため、現在休業中のメンバーである影山。サッカーがとにかく得意でありながら、日向坂トップ級の圧倒的な学力を誇る。お笑いのセンスにも長けており、小籔千豊が司会を務める『HINABINGO!』でも笑いを誘った。

    Keyakizaka46 1st Album "Masshirona Mono wa Yogoshitaku Naru" Promotional Event at Shibuya Tsutaya: Kageyama Yuuka

【2期生】

  • 小坂菜緒 [こさか・なお](こさかな)
    日向坂改名以降、連続でセンターを務める、名実ともに日向坂の顔。大人しそうな印象を与えるが、ひらがな時代のアルバムヒット祈願で、早々にバンジージャンプを成功させるなど、圧倒的な度胸も持つ。映画主演経験もあり。


  • 河田陽菜 [かわた・ひな](ひな、かわださん)
    妹キャラ的な印象と、不思議ちゃん的な印象が混ざり合う河田。声が可愛く、また特徴的。高校時代には情報処理部に所属していたという、ちょっと意外な一面も。主な名言に「勝つしかねえので」がある。

  • 丹生明里 [にぶ・あかり] (にぶちゃん)
    日向坂随一のピュアさを誇る、にぶちゃんこと、丹生明里。オードリー春日の一番推し。常に笑顔を絶やさない姿勢は、まさに日向坂のハッピーオーラを象徴している。主な名言に「タルタルチキン!」がある。

  • 宮田愛萌 [みやた・まなも](まなも)
    2期生最年長で、元メンバーの柿崎芽実が卒業した今、元祖ぶりっ子キャラの地位を不動のものにしている。日本の古典文学が好きで、小説の執筆経験も。高校時代に学校で習ったという、特技の最敬礼がツボになる。潮紗理菜とならぶ日向坂のお嬢様。主な名言に「京子さん、何してんですか!」がある。

  • 金村美玖 [かねむら・みく](おすし、おみく)
    「みなさんみくを推すし(お寿司)かない」というキャッチフレーズが記憶に残る、お寿司大好きメンバーこと、金村。何でもそつなくこなすことができるハイスペで、17歳という若さでありながらも、大人っぽさと知性を強く感じさせる。

  • 富田鈴花 [とみた・すずか](おすず、パリピちゃん)
    「胎児のときからワチキはパリピ」という鮮烈なキャッチフレーズで、パリピキャラを確立した彼女。ライブでラップを披露したり、自宅でDTMを用いて作曲をするなど、多彩な音楽的才能を持つ。グループで最も物真似が上手いと評判。主な物真似に、大坂なおみ選手。                                
     
  • 松田好花 [まつだ・このか](このちゃん、だーこの)
    日向坂随一の努力家といえば、彼女の名前がまず最初に挙がるだろう。とにかく好奇心旺盛で、和太鼓からクラシックバレエ、ギターまでこなすマルチな才能を持つ。富田と「はなちゃんず」という音楽ユニットを組んで演奏した経験も。

  • 濱岸ひより [はまぎし・ひより](ひよたん)
    おそらく日向坂の不思議ちゃんといえば、彼女の名前が真っ先に挙がるだろう。一時期、体調不良で活動を休止していたが、2020年冬から活動再開。宝塚が大好きで『ひなあい』ではオードリー春日に宝塚風メイクを施したことも。齊藤京子と同じく、ゲラ笑いをする癖がある。主な名言に「命に感謝です。くっさ」がある。

  • 渡邉美穂 [わたなべ・みほ](みほ、べみほ)
    日向坂メンバーで初めて、ソロ写真集を刊行した彼女もまた努力家で、卓越した表現者の一人。トークの才能も、ライブでのパフォーマンスの才能も双方光るものがあり、しばしば鋭いトークでメンバーの笑いを誘う。バスケ部出身で、バスケの上手さには定評あり。主な名言に「大人として恥ずかしくないですか?」がある。

【3期生】

※先日、加入した新3期生(高橋未来虹 [たかはし・みくに]、森本茉莉 [もりもと・まりぃ]、山口陽世 [やまぐち・はるよ])については、情報が不足しているため、ここでは扱わない。

  • 上村ひなの [かみむら・ひなの] (ひなのなの)
    たった1人の3期生として加入した上村は、卓越したセンスを持つ逸材。「元気田支店長」や「水玉ピンク」「ソーシャルマナー3級」など、数々の名言を残している。将来のセンター候補であることは確実で、今後の活躍が最も期待される新参メンバーの一人。