Prune.

好きなことを好きなだけ。

言葉で伝える / 伝わるということ

この人はどんな風景を見たのだろう、だとか、この人はどんな思いをしたのだろうと思う。目の前で向かい合って話を聞いていても、言葉から伝えられるその風景や思いは、リアリティを欠く。むしろ純度の高いリアリティを求める姿勢自体が間違いなのかもしれな…

筋書きのない深夜の考えごと

何か書く。書きたい。でも書くことがない。そういう気持ちでこのブログを書いている。書くという行為にだけ力を注ぐなら、中身はどうでも良いと言えるのだろうか。書くことはあくまで「書く」行為であって、その中身まで保障されたものではない。意味を成し…

切っても切れない「子育てと労働問題」を考えてみた

今日は少し真面目な話をしたい。たまにはいいだろう。 今期、ちょっとした興味から教育行政学の講義を履修した。僕は教育学部の学生ではないので(そもそもうちの大学に教育学部はない)ある意味専攻外ではあるが、これが予想外に面白い。大学入学後に履修し…

Before I sleep,

本を読みながら、あるピアノの曲を聴いていたら、ここ数年の記憶みたいなものが頭のなかを行きつ戻りつして、なんとも言えない気持ちになった。 いろんなものの切片のようなものがあるとして、その切れ切れが全体そのものより大切だと思う。全体の完全な記憶…

明け方に

明け方に聴く音楽が、そして明け方に音楽を聴いている時間が大好きだ。 いろんな人たちが仕事を始める前、みんなが眠っていて、そして街も眠っている時間。音楽だけが鳴り響いていて、軽快なメロディを奏でる。 どんなに1日嫌なことだらけだったとしても、こ…

人は複数のペルソナの夢を見るか?ーー大江健三郎『下降生活者』をめぐって

大江健三郎の「下降生活者」という短編を読んだ。 この小説は簡単に言えば、田舎(東京との対極の地として語られる場所)出身の主人公が、出自を隠し、その都合の悪い部分を偽りながら、高い地位(この小説では、大学教授として書かれている)を得るのだが、…

Dear

久しぶりに書いてみる。だいたい文章を書きたいと思うのは、夜中で、それも深夜。静かで無いと書く気力は起きない。 3年生になって、就活とか大学院とかいろいろこれからのことを考えなきゃいけなくなってきた。この先どんなふうになるんだろうと思いを巡ら…

分かりやすい「ものさし」で測るということ

寝る前ってなんだかいろんなことが書けるような錯覚に陥る。 そりゃもう、早くベッドに入って寝てしまえば良いのに、何を好き好んでカタカタ打ってるんだ、とも思うけれども。 でも書きたいことはたいして無くても、文字を書くこと、打つことが好きだ。良い…

深夜に突然現れる「何か書きたい欲」

何か書きたいけど、書くことがない。そんな気分。 何かを誰かに伝えたくて、自分自身が喜べるような小気味よい文章を書きたくて、BGMとして聴いている藤原さくらの音楽がとても良くて、何かさらさらと書けるような気がしたけれど、書けない。 だって、書くこ…

「キリンジ」の音楽と歌詞と、それから文学と

LINEモバイルのCMがYouTubeの広告として頻繁に表示されていたのがきっかけで、キリンジにハマりつつある今日この頃。 YouTubeの広告って大抵くだらないやつか、邪魔なやつが多くて、大半はスキップするんだけど、この広告を見たとき、まず曲で良いな、と。ボ…

Twitterのはなし: それがどう「良い」か書くべき?

Twitterに音楽を投稿したり、料理を上げるとき、どんな言葉と一緒にアップしようかいつも悩む。 そして僕は大抵そこに、"良い曲"とか"美味しかった"とか当たり障りのない言葉をくっつけてアップするんだけど、たまにもっと細かいことを書くほうが良いのかな…

「報われない」物語の美学

世の中には、報われる物語と報われない物語がある。 報われる物語は、辛いこと、苦しいことがあっても最後には主人公が明るい笑顔を取り戻し、幸せを得る話。一方の報われない物語は、辛いこと、苦しいことの末、待っているのは究極的な終わりだけ。 みんな…

ヨセミテ帰りに聴いたSimon & Gerfunkel「America」の想い出

Simon & Gerfunkel「America」は僕にとって想い出深い曲の1つだ。 僕がUC Berkeleyに留学していた頃、韓国人の留学生に誘われヨセミテ国立公園に旅行へ行く機会があった。 ただでさえ慣れない英語に苦労して、帰りたい、帰りたいと思いまくっていた頃なのだ…

家事についての考察: 生活を繋ぎ止めるための「家事」

「家事」って面倒だ。掃除、洗濯、料理、ゴミ捨て、風呂掃除...苦行だ。 何を好き好んで、ゴミ袋の無くなるタイミングを見計らってゴミ袋を買いに行って、売り場で5L、20L、40Lの違いに悩んで、どれを買おうとか、考えなければいけないのだろう。ちなみに、…

【夜の散歩やドライブで聴きたい】"東京の夜"にぴったりな音楽を選曲してみた

今回は、東京の夜にぴったりな音楽(例えば夜の散歩やドライブにもってこいな感じの)をいくつか紹介してみる。お気に入りが見つかれば何より。 ■The Internet / Red Ballon もうイントロから洒落っ気が半端ない。囁くようなボーカルにシンプルなビート。余…

【名盤中の名盤】Keith Jarrett / The Melody At Night, With Youを聴くとき

ジャズには名盤と呼ばれるアルバムが本当に数多くある。 何をもってして、名盤と呼ぶかの判断は難しいけれど、多くの人の心を揺さぶったり、機微に触れるものがそれだとするなら、今回紹介するアルバムは絶対に名盤だと断言できる。 現代のジャズ界の巨匠と…

【今注目のアイドル音楽4曲】意外と知られていない"良曲"のアイドルソングを集めてみた

しばらくブログを更新していなかったので、久しぶりに更新。 どんなことを書こうかと悩んでいたけれど、やっぱり一番得意な音楽のことを書きたい、それも今まであまり書いてこなかったものをー。ということで、今回はアイドルソングを取り上げたいと思う。ア…

【小松菜奈に三戸なつめも】音楽よりMVを見て欲しい!最近気になるMVを厳選してみた

2016年もいよいよ残り数日。年末休みに入った方も多いのではないだろうか。 年末年始となれば、意外とやることがなくて手持ち無沙汰になってしまうことも。そんなわけで今回は作り込みの面白いMVをいくつか紹介する。 ■三戸なつめ / おでかけサマー Perfume…

「星野源」という現代の希望: なぜ星野源はこれほどまでに愛されるのか

最近星野源こと、源ちゃんのエッセイ2冊を立て続けに読んだ。もちろん源ちゃんの楽曲はだいぶ前から聴いていたし、そこそこ好きな曲もあったのだけれどエッセイを読もうと思うほどの熱烈なファンではなかったのだ。 それが先日、いつものように本屋さんめぐ…

"夜更かし"するならこんな音楽と: 秋の夜長に聴きたい音楽をサクッと紹介してみた

突然ブログ記事を書きたくなってしまったので、簡単にまとめてみました。 もう11月になってしまったけれど、秋から冬に移り変わっていくこの時期は何といっても「夜更かし」が醍醐味。音楽を聴いたり、本を読んだり、自由な時間はなんて楽しいのだろうと痛感…

"方言"の魔力と図書館体験: 早稲田で芥川賞作家「綿矢りさ」を見てきた話

10月21日は早稲田大学の創立記念日だったようだ。と言っても僕は早大生でもなんでもなく、明大生なので普段なら縁もゆかりもないのだが今回は違った。 芥川賞を当時最年少である19歳(僕と同い年だ)で受賞された作家、綿矢りささんと、同じく芥川賞を受賞さ…

待望の最新作をどう聴く: 宇多田ヒカル「Fantôme」の歌詞を解釈してみた

長期の"人間活動"期間を経て待望のニューアルバム「Fantôme」をリリースした宇多田ヒカル。 以前の宇多田ヒカルと比べるとだいぶ落ち着いた雰囲気を感じさせるけれど、今回のアルバムでも彼女の芯の強さ、表現することへの強い意志は決して劣化していない。…

手紙とLINEとその向こう側: この時代に僕らが"手紙を書く"理由

湯船に浸かりながら考え事をしていて想ったこと。ちょっとタイトルは長いけど、単純に言えば手紙とLINEって何が違うんだろうっていうこと。 手紙、Eメール、LINEと、テクノロジーが進化するにつれてどんどんと人々の「伝える手法」は変わってきました。多く…

音楽の未来: CDはサブスクリプションに殺されるのか

秋も深まってきたなんて書きたい10月初めですが、9月末なのに30度近くまで気温が上がったりとまだまだ半袖で過ごせる今日此頃です。僕は夏が好きなのでこんな感じがずっと続いてほしいと思いながらも、読書の秋、食欲の秋…うーん秋も案外悪くないななんて思…

16歳って嘘でしょ?: 鬼才のトラックメイカー"Takaryu"

昨晩寝付けず、いつものように布団のなかでスマホを見ていたら突然見つけてしまった鬼才のトラックメイカー"Takaryu"−弱冠16歳にして驚きのクオリティだった。 これはやばい。16歳って嘘だろっていうのが正直な感想。中田ヤスタカが16歳のころに作ったトラッ…

洋楽から邦楽まで: 僕が最近気になる音楽6選

久しぶりに音楽の話を。最近僕が気になっている、というか気に入っている音楽をいくつか紹介したいと思う。 ■Mike Posner / Not That Simple (Kyle Tree Remix) "I Took A Pill In Ibiza"でお馴染み、Mike Posnerのリミックス楽曲。シリアスな曲調にタイトな…

雑誌"Tokyo graffiti"が照らす東京とは

皆さんはTokyo graffitiという雑誌を知っているだろうか。2ヶ月に一回発刊される定価480円のスナップ誌。性別や年齢層に関わらずライトに読むことができる雑誌だ。僕はこの雑誌が大好きなのだけれど、今日はこの雑誌の魅力について少し書いていきたいと思う…

Travel Diary: UCバークレー留学記 (4) [日本に帰りたかったりする今日この頃]

ここ数日、やけに日本に帰りたくて仕方がない日々が続いている。前よりも英語はだいぶ話せるようになった気がするし、聞き取りも随分まともになった気がするが、帰りたさは何故か増していくばかりだ。 昨日は香港人のクラスメイトと日本料理店に行ったのだが…

Travel Diary: UCバークレー留学記 (3) [10日間過ごしてみて感じたことを書いてみた]

課題が少し落ち着いてきたので(と言ってもあまりきついコースを取らなかったのでわりと余裕はある)バークレー(カリフォルニア州の都市)で10日間過ごしてみて感じたことをとりあえず書いてみた。 ■人種の多様さが半端じゃない バークレーを歩いていると、…

Travel Diary: UCバークレー留学記 (2) [バークレーでの食事編]

今日はバークレーでここ数日食べたご飯を紹介したい。 アメリカはイギリスなどと並んで食事が美味しくないことで有名な国なので、正直食事には全く期待していなかったが予想よりは美味しいという印象。期待を良い意味で裏切られた。ただ、基本的に値段は高い…